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法華経の詩

法華経の詩(75)

五百弟子授記品 第八(2)

仏 世尊は
じっと見つめている
富楼那弥多羅尼子(ふるなみたらにし)が
心の中で思っている願いをくみ取り
ここに集う僧たちに語りかけた

僧たちよ
ここにいる富楼那は
私の弟子のなかで
教えを説く人びとの第一人者で

多くの徳を具え
多くの優れた行いを成し
また 私の正しい教えを護持することに
専念している

彼は過去に
九億九千万の仏たちが現れたとき
これらの尊い仏の教えを受け

その時々においても
教えを語る第一人者であった

深い意味を持つ文章に精通し
文章に表現された意味内容に精通し
地方の言語に精通し
正しい道理にしたがって述べる能力なる
この四種の「四無碍智」(しむげち)を得
将来において 仏となるべきものが持つ
神通力の極意を極めていた

また 尊き仏たちの教えに従って
寿命を終えるまで 純潔を保ち守って修行をし
いつの場合であっても
真の仏弟子であると認められていた

過去七仏の七番目である私であるが
富楼那は これら過去七仏の時代を通して
教えを語る人びとの中で 第一人者であった

彼は やがて 未来世(みらいせ)において
仏として世に現れるであろう


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