終わりの詩
立ち止まる
急いでいると
道わきに咲いている
小さな花に
気づかない
あわてていると
空を行く
雲の美しさに
気づかない
少し立ち止まって
あたりを
見まわしてみる
小さな花の輝き
鳥のさえずり
澄んだ空気の流れ
子ども達の
笑い声
みんな新鮮で
生かされて
自分の心の姿も
しだいに見えてくる
どん欲を去り
怒りを静め
不満を捨て
また歩きだす