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扉の詩

(293)「苦労と幸せ」

ひとりで
小さな四人の子を
守った

昼も夜も働いた
どんなに
忙しくても
家庭を
おろそかには
しなかった

いま思えば
その時が
一番 幸せだった

苦労から逃げたら
幸せも
逃げてしまう

苦労をいとえば
人格も
そこなわれる

苦労をして
相手の苦労を
気づかって
あげられる
そんな
自分にもなれる