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法華経の詩

法華経の詩(134)

分別功徳品 第十七(4)

仏 世尊は
弥勒菩薩にさらに語っていう

弥勒菩薩よ
女性であれ男性であれ
仏の寿命の長さを聴いて
少しでも信じるものは
その福徳は無限である
そう語った

この「法華経」の教説を
疑うことなく
不安に思うことなく
寿命が五十年とか八十年とか
誤った考えを捨て わずかな瞬間でも
この「法華経」への
「さとり」への思いを持つならば
喜びという果報を持つであろう
無限といえる長い間
修行を続けた求法者たちは
私の寿命が
考えることもできないほど
長いことを聴いても 驚くことはない

そして誓願(せいがん)をたてるがよい

われもまた
このようなものとなり
未来において
数限りのない生命ある者を救おう

われらの主である
仏 世尊のように
「さとり」の壇(だん)に坐って
教えを説き聞かせよう
そして
肉体を持つすべての者から尊敬され
このように長い寿命を示し
強い意志を持ち
この経説を説き聴かせるならば
疑う者はないであろう