扉の詩
(236)「光をあびる」
人は悩みがあると
うつむき下をむく
悩みで苦しみ
大地に咲く
花のほほえみが
見えない
アスファルトを
突き破って生きぬく
雑草の強さ
気づかない
そんなとき
上をむいて
青い空を見る
爽やかな空の広さに
おのれの悩みの
小ささに気づく
気づけば
いつもの笑顔に
きっともどるはず
下を向いて
泥を見るか
上を向いて
太陽の光をあびるか
それを決めるのは
相手ではく
自分自身なのだ