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扉の詩

(251)「幸せの蝶」

蝶を
虫取りアミで
追いかけると
逃げていく

幸せも
追い求めると
逃げていく

もっと
健康であれば
もっと
自由な
暮しができれば
もっと
あなたが
やさしければ

欲のアミで
つかまえようとしても
幸せは逃げていく

静かに
ほほえんで咲く花に
蝶がとまる

自分のできることを
誠実に行い
足ることを知り
感謝して生きる

そこに
幸せの蝶が
静かにとまる