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扉の詩

(260)「大切な気づき」

何気なく
日々 暮らしていると

大切なことに
気づかないで
日が過ぎていく

手に傷を負い
いつものように
物がつかめない

そのとき
手が自由に
使えることの
ありがたさに
気づく

足を痛めて
歩くことができない
そして 気づく
歩けることの
ありがたさを

普段から
些細なことでも
当たり前と思わず

感謝の思いで
ものごとを見つめてみる

大切な気づきが
たくさんあって
ほほえみが
きっと 広がっていく