扉の詩
(300)「心がぽかぽか」
買い物をした荷物を
両手にかかえ
3歳の息子と
駅の階段を
上ろうとした
息子は疲れたのか
泣いて
抱っこをせがむ
何げなく
近づいてきた女性が
私の手から
荷物をとって
持ってくださった
お礼を言うと
笑顔で
私もむかし
人にしてもらって
助かったのと
冬なのに
心がぽかぽかになった
自分も
手をさしのべる
人でありたいと思い
女性の後ろ姿に
もう一度ありがとうと
そっと 頭をさげた
