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扉の詩

(302)「贈り物」

私は右耳が
聞こえない
左耳もよく聞こえない

そんな自分が
嫌いだった
どうして私だけが
そう思って
泣いた時もあった

小学校6年の時
母からの手紙
両耳が聞こえる体に
産んであげなくて
ごめんね とあった

読んで涙があふれた
母も悔しくて
悲しいんだと知った

私は耳の不自由な
人を助ける
仕事をしたい

この耳は
神さまが
生まれてくる時に
くださった贈り物

私の今があるのは
母のおかげ
お母さんありがとう

(平成31年4月13日付 朝日新聞の投書を詩にしました。
 18歳の女の子です。)