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法華経の詩

法華経の詩(120)

従地涌出品 第十五(4)

仏 世尊の語る言葉を聞いて
偉大な志を持つ 求法者
弥勒菩薩が
このように 心の中で考えた

求法者の大集団が
大地の割れ目から
おどり出て
仏 世尊の前に立っている

そして
仏を崇め 敬い
讃嘆し 供養し
仏を礼拝している

この求法者たちを
未だかつて わたしは見たことがない
聴いたこともない
これらの求法者は
どこから 来たのだろうか

このことを
不思議に思い
弥勒菩薩は
仏に合掌して 詩を詠じ
その意義を 仏に尋ねた

この幾千の際限のない数の
求法者を
わたしは
未だかつて見たことがありません
仏よ
そのわけをお聞かせください

これらの偉大な神通力を持った
持ち主たちは
どこから
はたまた どのようにして
ここに来たのでしょう
偉大な姿の彼らは
どこから来たのでしょうか