法華経の詩
法華経の詩(147)
常不軽菩薩品 第二十(2)
仏 世尊は続けて
極楽世界の 智慧第一の菩薩で
阿弥陀仏の弟子と言われる
大勢菩薩(だいせいぼさつ)に語った
順次 何度もこの世に現れ
法華経を説いた
威音王如来(いおんおうにょらい)が
入滅し
亡くなったあとに
正しい教えが消え去った
そのとき 教えを知らないゆえに
高慢になった僧や尼僧
さらには 男の信者であれ女の信者であれ
真理を知らない人たちに
手を合わせ 礼拝し
次のような言葉をかけた 求道者がいた
あなたがたを 私は深く敬います
あえてあなた方を
軽蔑しません
あなたがたはみな 仏道を行なえば
みな仏となることができるからです
それを聞いた者たちは
私たちが仏となることができるなんて
信じることはできない
身のほどを知らない そんな
いつわりの予言など 欲しくはない
そう言っては
その求道者を馬鹿にしたり 悪口をいい
棒をなげたり がれきを投げる者もいた
そして「常に軽んじない」という
常不軽(じょうふきょう)の
あだ名をつけた
しかし 彼は誰に対しても怒らず
悪意も持たなかった
