法華経の詩
法華経の詩(149)
常不軽菩薩品 第二十(4)
仏 世尊はさらに続けて
極楽世界の 智慧第一の菩薩で
阿弥陀仏の弟子と言われる
大勢菩薩(だいせいぼさつ)に語った
「常に軽んじない」と
あだ名をつけられた
常不軽(じょうふきょう)菩薩は
亡くなって後 生まれ変わって
また 何度も生まれ変わって
そのたびに この法華経を説き
多く者たちを喜ばせた
この前世の善根が完全に成就して
彼はこのうえない「さとり」に到達した
大勢菩薩よ
常に軽蔑された常不軽菩薩は
実は 私(釈尊)であったのだ
私がかつてこの法華経を
学んでいなければ
またそれを記憶していなかったならば
このように速やかに
この上なく完全な「さとり」に
到達はしていなかった
私が前世において
多くの僧や尼僧や男女に
あなたがたを軽蔑しません
修行をすれば
みな仏になられるでしょう と声をかけ
この法華経を説いたのである
そのとき悪意を起こして
私を軽蔑した者たちも みな
業より解放され
完全な「さとり」を成就した
ゆえに 余が入滅した後も
この世に法華経を弘めるがよい
(常不軽品 了)
