法華経の詩
法華経の詩(153)
如来神力品 第二十一(4)
さて 仏 世尊は
上行菩薩(じょうぎょうぼさつ)や
ここに集う求道者たちに語った
私は 幾千万憶劫(ごう)という
計り知れない長い間
この法華経を説き伝えてきた
この経説に説かれる
数々の教えをはじめとし
この経説から受け取る恩恵は
無限である
私はこの経説の中に
仏の教えのすべて
仏の優秀なことのすべて
仏の神秘のすべて
仏の深遠な立場のすべて
これらのことを要約し 教え示した
従って 如来が完全に平安な境地を得て
入滅したとき
あなたがたは
この法華経を尊び記憶し
教え 書写し 読誦(どくじゅ)し
説明し 思慮し また供養すべきである
そしていかなる場所でも
この経説を伝えるために
祠堂(しどう)を建立すべきである
なぜならば この場所は
実に「さとり」を得る壇(だん)であり
教えの車輪をまわすところであり
この場所において完全な「さとり」に
到達するのだと 知るべきである
私が入滅したあとも
この経典を護持し 学べば
世を照らす 完全な「さとり」に
至ることができよう
(如来神力品了)
