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みにミニ法話

(296)「ほほえみの力」

いつも笑顔の人がいる一方で、いつも怖い顔をしている人もいます。
忙しい仕事に振りまわされている人や、家事に追われて笑顔を忘れ、
一日一度も笑ったことのない日もあるかもしれません。

考えてみればほほえみ笑顔は、自分の心を和らげるばかりでなく、
相手にも喜びや幸せを与えるものです。

特に困ったときや苦しい時に、努力して笑顔を作っていると、
解決の方法が早く見つかり、立ち直りが早いのです。

マザーテレサはどんなに忙しくても
ほほえみや笑顔を作って人と接していると言われていました。

ある方が
「そんなに忙しくて多忙なのに、
 笑顔を作って人と接しているというのは、すごいことですね」
というと、マザーテレサは
「神と約束をしたのです。
 笑顔を作ることで、私のお世話する貧しい人たちがやがて死を迎えるとき、
 必ず天の世界に入ることができるようにと、神と約束したのです」
そう答えたそうです。

疲れている時に、笑顔を作ることはなかなかできないことです。

こんな笑顔もあります。
「キノさんの仕事」という題の詩です。

「キノさんの仕事」

キノさんは92才
子共達を育てあげ
  夫を看とり
もう二十年一人暮らし
仏壇に花を供えること
ゼッタイ転ばないこと
トイレとお風呂は
ひとりでできること
離れて暮らす子供等に
心配をかけないこと
今の仕事は自分の子守
そう言って笑いました

(産経新聞 平成29年6月13日付)

こんな詩です。

最後に「そう言って笑いました」と書いています。
この詩で一番感動するところです。

この笑顔で、キノさんの幸せそうな日暮しを想像することができます。
悲しときには泣けばいいし、辛いときには、苦しい顔をするのもいい。
しかし、やがて過ぎゆく出来事であれば、いつも原点に戻って笑顔を取り戻し
笑い、ほほえむことです。
そこに生きる力がわいてきて、新たな一歩を踏み出していくことができます。

笑顔はこの身体をも活性化させ、元気にさせていきます。
そんな力があるとともに、富める神、幸せを呼び込む神を招く力もあります。
笑顔の家庭には悪魔もそこに入ることができないといいます。
ほほえみ笑顔の力を最大限に使い幸せの園を築きあげていくことです。

ありがとうございました。次回は8月1日です。