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みにミニ法話

(301)「すべてを安らぎに変える」

安らいだ日々を送ることができれば、有り難いことです。

人生には幸せなときもたくさんありますが、
そうでなくて、苦しくて悲しみに満ちるときもあります。

幸せな時は、安らかに時は過ぎていきますが、
困難な時はなかなか時が進まず、大変な思いをします。

しかし、一つ確かなことは、みな過ぎていくということです。
川の流れのように、刻一刻と時は流れ過ぎていきます。

病で苦しんだことも、やがて3年4年と時が過ぎれば、
「あの時、病に遭ってよかったかもしれない」
そんな思いが「ふっ」と心をよぎることもあります。

最愛の人を亡くして、その時には立ち上がれないほど落ち込んでも、
周りの人の支えや笑顔に救われ、時が経てば経つほどに、
心がしだいに癒され、人の悲しみをくみ取ってあげられる、
そんな人に成長していきます。

すべてを安らぎに変えるというのは難しいことですが、
偶然に、自分に起こってくる人生の問題はないと言われています。
それは自分の心を養うために与えられた問題であると悟り、
その門題から逃げることなく、すこしずつ解いていく。
そんな姿勢が、やがて人生の門題を解き、安らぎに変えていけるのだと思います。

人生の門題から、もし逃げたとしても、
おそらく同じ問題が起こってくることは間違いないのです。
なぜならば、その問題を解決しない間は、
自分の人格を向上させることができないからです。

みな心の内に尊い生きる力を持っています。
その力は、さまざまな難題をあるいは問題を解いていける、そんな力です。
そしてそのとき、必ず、支えてくださる方々が近くにいます。
その方々の助けを寛容に受け入れ、支えられながら、
人生という与えられた問題を解いていきます。

試験が終わって後に、その解答を見れば、
やり終えた試験の問題を笑顔で顧みることができる、そんな時があります。

人生も、与えられた命を生き、
その中で起こってくる人生の問題を、根気よく頑張って解いていけば、
やがてこの世を去って後、その解答を見、必ず安らぎに満ちるのです。

できれば、今年一年を振り返って、
「ああ安らぎに満ちた一年であった」と、
この文章を読まれたみなさんが、そう思えるよう祈っております。