みにミニ法話
(314)「生きる心構え」
人はこのようなテーマをいつから考えるのでしょう。
若いころは学校や部活また塾などで、
生きること自体深く考えないかもしれません。
しかし、家族や親せきに何か事がおこると、
そのことに気づかされて、生きる意味を考えたり、
将来の仕事を決めることもあるかもしれません。
おじいさんが病気で大変な思いをしていて、
おじいさんに付き添った看護師さんの優しい介護を見て、
私もそうなりたいと思い、看護師を目指した女性もいて、
それから努力し、看護師さんになって、おじいさんの時に見た、
あの看護師さんの優しいまなざしを忘れないで、生きている女性もいます。
昨年、ダウン症の男性を送りました。
67才で、ずいぶん長生きをされましたが、
不自由な身体で、よくこの世を生きられました。
みんなに支えられ、またまわりの人たちに命の尊さと、
健康であることの有難さを、そのダウン症の子に教えてもらい、
感謝する生き方を尊びながら葬儀の儀式を執り行いました。
今月は新年でこの一年の始まりです。
この一年をどう生きるか、生きる心構えを、
しっかり心に置いておくことが大切なことです。
一年一年の積み重ねで時が流れ、
やがて人生を振り返ったときに、充実した人生であったか、
それとも悔いの残る人生であったかを誰しもが感じ、
反省しなくてはなりません。
人はこの世に生まれた時に、
「どういくべきか」を、だいたい決めてくるとも言われています。
その心構えを、この世の修行を終えて、あの世に帰ったときに知るのです。
心を穏やかにして、
私はどう生きることが自分にとっても大切な生き方かを
問い尋ねることが大切です。
私は家族のために努力を惜しまない。
そんな生きる心構えの人もいれば、
あたりまえの生活を両手に受け止め、感謝して一生を送る人もいます。
あるいは社会に影響を与えるような生き方の人もいるかもしれません。
大切なことは、どのような生き方にせよ、心を正しく整え、
できることならば、いつも心の清らかさを保ち、
自分の幸せが相手の幸せに通じていくような、
そんな生きる心構えを常に心に秘めて、日々を歩んでいく。
こんな生き方が尊いと思います。
今年一年、それぞれのお立場で、生きる心構えをしっかり持ち、
大切な命を使っていくことが悔いのない人生でもあるし、
また尊い生き方だと思います。
