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終わりの詩

不思議な力

桜の花びらが
ていねいに
ひらいて
美しく舞う

ありがとうと
書かれた折り紙が
ていねいにおられ
きれいな
鶴になる

使われた
食器が
ていねいに洗われ
光をはなつ

支えて
いただいたことに
気づき
ていねいに
ありがとうの
言葉にする

今日の一日を
ていねいに生きて
ほほえみが
心をそめる

ていねいさには
不思議な力が
あるのかもしれない